憎しみ
家族に関する楽しい思い出が全くと言っていいほどないと思う。覚えているのは、家族が鍵をかけてどこかへ出掛けていて、閉めだされた時。暫く時間を潰して帰ってきたら、両親と妹が苦虫を噛み潰したような顔をして暗い雰囲気のまま飯を喰っていた。なんなんだろうか、この家族は。当時高校生ながらに思ったもんだ。今の性格はそんな育ちの過程にあるのかもしれないなあ、とは少し思う。
- 作者: 湯沢雍彦,宮本みち子
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2008/11/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 40回
- この商品を含むブログ (6件) を見る